生命力の弱さがピンピンコロリ出来ない原因【医食同源】NO2

1回目のお話は昭和40年頃まではスイカを食べていたので認知症の人がいなったのでは、ないかと言うお話でした。

今回は何故スイカなのかと言う、お話は東洋医学では、スイカは腎臓にとって最も良い食べ物なので、当時の人は腎臓のクスリだと言ってよく食べたものなのです。    

 

東洋医学では腎臓の強弱が生命の強弱と寿命の強弱を決めると言う事になっているのです。特にこの一説が重要でここを1番記憶に留めて欲しい一文でこれを考えた先人の知恵にはすごいなと驚嘆します。

 

昔の日本社会はここを大切にして実践していたのです。
    ここで腎臓について少しお話をしますと、 
東洋医学にとって腎臓は重要な臓器ですから良いこと悪いことを言いますと、 
1つ目ははよく休養することです。寝ている間は腎臓には確か1,3倍の血液が流れて回復機能を果たすのです。それで朝起きると元気なのは腎臓機能が回復した証です。

2つ目は腎臓にとってあまり激しい運動とか徹夜とか極端な疲れはよくありません。ただし運動は良い事ですから適度に行ってください。

3つ目が特に重要です。私の考えでは、女性にヒザ痛、認知症が多いのはここの理由ではないかと思われます。それは東洋医学でいう腎臓は陰の陰なので冷えに非常に弱い臓器で女性は陰性体質それに年配者程、陰性が強いので腎臓機能が低下してそう言う病気になりやすいのではないかと思われます。

次に大切な話はこの話は正常な腎臓の人の話で腎臓がかなり悪くなっている人はこの話で腎臓を良くしようと無理かもしれません。           

例えば東洋医学では塩は正常な腎臓にはよいものですけど悪くなった腎臓は塩分制限が大切なのです。
腎臓の悪い人はタンバク質とかカリウム制限などあってこのやり方無理ではないかと思われ、腎臓の悪い人はお医者に相談することをお勧めします。

腎臓機能が低下すると、認知症、ひざ痛の他熱中症、骨折予防、冷え性、便秘、頻尿、などの病気になりやすく、腎臓と病気の関係についてのお話は 

理論には骨折が1番分かりやすいのではないかと考えます。今の骨折の原因説はとにかくカルシュウム不足の1点ですが、骨折は減少したと言う話は聞こえてこないし骨折の少ない昭和40年当時と比較してカルシュウム摂取量が多分今のほうが多いと思われます。

何故今の方が骨折するかというと骨を作るのにはカルシュウムプラス活性型ビタミンDが必要だからです、この活性型ビタミンDと言うのは腎臓で活性化し、また骨を調節するホルモンの活性化は腎臓機能は重要な役割を果たすので、今はそのような機能が落ちているので骨折すると考えます。

ある健康番組を見ていたら腎臓が弱いと筋肉が落ちて筋力が低下して転倒するという番組で、的を得てると思って見ていました。これと同じような話で、フイリピンにおいて臓器売買で片方の腎臓のない人の話では筋肉に力がはいて来ないと聞いています、

筋肉と腎臓の相関関係は分かりませんが、小さな子供の時からスイカを食べさせる事によって食べる体のトレーニングと考えて前回書いた、稲尾、金田、権藤、のようなス-パ-人間になれるかもしれませんので食べさせて欲しいと思います。

次に熱中症ですがこの事は生命力が弱くなった事が原因と思われます。昭和40年以前の社会の人はどれ位生命力が強いかと言う例として当時の中学生、高校生で熱中症で倒れたという話は聞いたことがないし、

運動している間は水を飲むのが禁止の時代でした.又外出する時は熱射病に気を付けてと言って送り出したのです。( 熱中症は当時は熱射病でした。) 従って家の中は安全で熱中症で倒れる人はいなかったのです。

しかも当時は扇風機や冷房のない時代でうちわしかない時もあったのです。この事も考えて熱中症予防に子供さんのいる家庭は夏はアイスを止めてスイカを食べる事にすると考えた方が良いと思います。

冷え症も同じような原因で昭和30年頃までは足元は下駄で日常生活をしていたのです。そこで冬の寒い日でも日常は素足で生活しており外出の時でも勿論素足で下駄履きで、ただしどこかに装って行く時は足袋を履いて外出したのです。

ヌ当時の老人は腰は曲がっていても歩くスピードも早く動作も素早い行動で、今はそういう素早い行動の人は少なくゆっくり歩く人が増えて弱い生命力だと思います。

死に方でも当時はピンピンコロリでつまり朝起こしに行ったら死んでいたとか、夕方食事をして横になっていたら死んでいたとか昔は寿命と死は大体同じだったのです。 

今は健康寿命と死ぬまでの寿命は約l0年あると聞いています。しかも当時は今よりも貧しい食生活で今の栄養学の視点で捉えると栄養失調と言われるのではないかと思われます。
    次回は腎臓と認知症とかヒザ痛の関係のお話。